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環境審議会

  • 2008-12-30 (火)

芦別市環境基本計画(案)を芦別市長に提言しました。

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昨年から定期的に26回にも渡り開催して来た環境審議会
そのメンバーの一人として、環境条例から始まり、
この計画案までの長い期間に渡る審議が終了し、
過日(12月18日)市長へ提言をして無事終了しました。

これは芦別市の目指す環境像の設定と、ゴミ減量やリサイクル・自然との共生や環境意識の向上などの環境施策、そして計画の効果的な実施などを盛り込んだもので、今後の芦別の環境行政の基本となるものです。
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今後、市議会にかけられた後に施行されて行きます。




この審議会構成は市内各種団体や一般公募の17名のメンバーで構成されており、環境と云っても様々な切り口があり、審議会メンバーの考え方も様々でした。

どのような審議内容だったかと云うと、(確か非公開とは云われていませんでしたよね?)芦別市職員の策定チームより提出された条例や基本計画原案について市民の立場、目線から訂正していくものです。これは芦別市の環境のあるべき姿を設定し、その為の努力目標をより多くの市民に理解して戴き、もって次代に渡すべき芦別を守り育てていく為のものです。この度の審議会に於いても環境と云うとどうしても不法投棄やゴミのポイ捨てなどがどうしてもクローズアップされてしまい、「まずこの審議会のメンバーがまず率先してゴミ拾いをすべきだ」と云う人がいらっしゃいましたが、捨てられたゴミを拾うことも大事ですが、ここ場は何よりもゴミを捨てられないような方策やゴミを捨てないと云う気持ちを市民の隅々までどうしたら想ってもらえるかを考える場であるべきで、その為の環境審議会のはずだと想いましたね。また自分の所属する会が如何に環境的な活動を行っているかのPRをする方もいまして、そのような方ばかりならゴミは捨てられないのですが。・・・想うほど深いところまで掘下げられなかった感はありますが、それは実際の運用に係る部分ですので、今後の市の具体的施行に期待して行きたいと想います。

人間生活を行う上では必ずゴミは出ます。いくら一般廃棄物の収集は行政の義務といえどもその行政コストにいくらでもかけられる訳ではありません。単純に云うと税金が高くなるからです。そこでゴミの減量、再資源化によるコストの圧縮には市民の協力が必要です。芦別は全道でも一人当たりの排出量は少ないほうですし、再資源化についてのレベルも良い成績を出しているですから、市環境衛生係も「ゴミの分別がダメだダメだ」ばかりではなく、市民に自信を持って分別搬出できる様にしても良いのではないかと想いましたね。ほめたらきちんとした分別をしなくなると思っているのかと勘ぐってしまいそうです。確かにまだ分別ができておらずゴミステーションに残されるゴミ袋もありますが、市民の理解と協力依頼は焦ってはいけない地道に継続するべき活動のはずです。
分別が出来ていず残されたゴミ袋を出した人をまるで犯罪者の様に云うのには、聞いていても嫌なものですね。
また残されたゴミ袋があるゴミステーションの地区のリサイクル推進員を「・・・ダメな推進員ですね。」と切り捨てるのではなく、(市の説明不足を棚に上げての責任回避のように聞こえたのが残念)もっと市民の協力で分別や再資源化を行おうとする前向きな話を聞きたかったと想いました。またゴミ問題ばかりに終始するのではなく、環境と云う言葉にはもっと幅の広い意味があり、人が生活する上での全ての分野が関わってまた連動しているのですから。

いずれにしても、芦別市環境条例とその計画が今後施行され、実行に移されますが、条文が出来てもその運用次第でどうにでもなるものです。ですから携わった者として今後の具体的な運用を見続けて行きたいと想います。

今まで、市が開催する会議はどちらかと云うと市側が提示した原案をただ承認するだけの会議が多かった様な感じがしていましたが、今回は市企画係からも最低限の提示しかしなく、本当に市民の意見を聞こうと云うスタンスが見え、当初は逆にためらいましたが、その真摯な姿勢はメンバー皆に伝わって真面目な意見が多く出たのではないでしょうか?その気持ちは伝わるものです。また会議資料を遅い時間にもかかわらず事前配布してくれた市担当者の努力にも感謝致します。

ちなみにこの環境審議会はまったくの無報酬でしたが、委員皆さんの意識の高さに改めて感銘を受けさせて戴きました。参加させて戴いた事に私自身も勉強になりとても良い経験をさせて戴いたと想っています。




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